ファーマーズマーケットでは、味の良さだけではない「美味しい・楽しい・⾯白い」を感じられる食体験のひとつとして、旬の野菜を味わうワークショップ「Hey Veggie!」を定期的に開催しています。
第3回でスポットライトを当てたのは、冬の野菜が少ない時期でも食卓に取り入れられる「豆」。
新年とともにワークショップの形式をリニューアルし、今回は長テーブルに座ってみんなで食事を楽しむコミュニティランチ形式で開催しました。また、マーケットがコンセプトとして掲げている「Re-think」の取り組みの一環として、前日のマーケットで残ってしまった旬の野菜を買い取って豆と一緒に料理しました。
ワークショップで使用したのは、べにや長谷川商店さんが販売する、主に北海道産の在来種の豆5種類。
まずは、茹でた3種の豆をそのままテイスティングします。
・鞍掛豆
・栗いんげん豆
・パンダ豆
不思議な模様のついた豆は、それぞれ味や食感が異なります。
2品目はサラダ。数種類の葉野菜とグリルしたにんじんに、紅大豆のピクルスをトッピングしました。
レシピ本も出版しているべにや長谷川商店の長谷川清美さんオススメのレシピを参考にして、乾煎りしてからピクルス液に一晩漬けておいた色鮮やかな紅大豆は、きな粉にも似た香ばしい風味がします。
3品目は、白花豆という大きくてやわらかい豆を煮込んだスープ。
菊芋や大根をたっぷり加えた昆布だしのスープは、ほっこりする味でありながら、一緒に煮込んだセロリの爽やかな香りが良いアクセントになりました。
最後に、今回のHey Veggie!ではデザートもご用意。
お菓子職人のリンカさんが自家製あんこのどら焼きを作ってくれました。彼女の遊び心で、どら焼きにはクマの耳が!
当日はとても寒かったのにもかかわらず、たくさんの方が足を止めてコミュニティランチに参加してくださいました。
色とりどりの豆を食べながら、長谷川さんから豆の種類や味について直接聞くことができ、ワークショップ後に気に入った豆を買って帰るお客さんも。家庭でも、種類にあわせてさまざまな調理で豆を食べる楽しみが増えますね。
次回の開催日は3月8日(日)です!料理する旬の野菜は、菜の花を予定しています(※変更の可能性もあります)。
【食材を使わせていただいた出店者さん】
【Farmers Market Supporter Club資金】
今回の使用金額 2,486円
※Hey Veggie!に使用する食材として、出店農家さんからの余剰野菜の買い取りに使用いたしました。
文・写真 松丸里歩
ープロフィールー
Farmers Marketスタッフ。愛称はまっちゃん。都市での循環やつながりのデザインに興味がある。ワークショップを企画したり農家さんとコミュニケーションを取ったりしながら、その可能性を楽しく探究中。