【Food Experience】ワークショップ「Hey Veggie!」が始まりました

ファーマーズマーケットで新しく「Hey Veggie!」が始まりました!

Hey Veggie!とは、旬の野菜を楽しく味わうワークショップ。
毎月旬の野菜を1つ選び、出店者さんやシェフにインスピレーションを受けたレシピをもとに4品の料理をみんなで作ります。

初開催した10月に選んだのは「かぶ」。
かぶといっても様々な種類がありますが、今回はこの3種類を選びました。

 

 

左から、東京・青梅Ome Farmの品川かぶ、兵庫・淡路島ビオアグリの聖護院かぶ、神奈川・小田原Green Basket Japanのあやめ雪かぶです。それぞれ個性的な色や形をしていて、味の違いにも期待がかかります。

さて、準備が整ったらワークショップがスタート。
作りたい料理別にグループに分かれて、手元のレシピをもとに料理をしていきます。

 

 

レシピは、出店者さんやお客さん、マーケット運営スタッフに聞いた「オススメのかぶの食べ方」を参考に作ったもの。
大まかな食材の量や料理の手順は決まっているものの、最後の味付けは参加者におまかせ。皆で味見をしながら、さらに美味しくなるように調整していきます。

 

 

そうして出来上がった4品がこちら!

・かぶのグラッセ
・かぶのポタージュ
・かぶサラダ
・スパイスのふろふきかぶ

 

 

盛り付けていると、最近マーケットに出店を始められた茨城micro farm lifeさんがご厚意でマイクログリーンを分けてくださいました!
そばやルビーラディッシュのスプラウトは、出来上がった料理に彩りと栄養を加えてくれます。

さて、1品目はGreen Basketのあやめ雪を使った「かぶのグラッセ」。
マーケット運営スタッフであるアナおすすめのこちらのレシピでは、なんとオレンジジュースをたっぷり使って水分が飛ぶまでかぶを煮込みます!
柑橘の甘酸っぱさと、かぶのとろっとした食感がクセになる一品です。

 

 

2品目は、ビオアグリの”いもたろう”こと新田さんイチオシの「かぶのポタージュ」。
新田さんによると、聖護院かぶは少し少し粗めなので煮物やスープ向きなんだとか。淡路島産の甘みの強い玉ねぎと豆乳を入れてブレンダーにかけ、味付けは塩胡椒のみ。素材の味を生かして、やさしくて美味しいポタージュが出来上がりました。

 

 

3品目は、Ome Farmの品川かぶと葉野菜を使ったサラダ。
長細くて大根に似た見た目のかぶは辛味が強いのかと思いきや、生でも食べやすいやさしい味わいでした。スライスして、ざく切りにした葉野菜と一緒にドレッシングを絡めます。

ドレッシングにも、笹森農園の黒にんにくなど、マーケットの他の出店者さんの食材をふんだんに使用しています。

 

 

そして最後の4品目は、東京スパイスハウスの美希さんのアイデアを参考にした「スパイスのふろふき」。
かぶをふろふき風に煮る時に、フェンネルやメースなどのスパイスを一緒に加えることで奥深い味わいになります。スパイスの効果で身体があったまる、これからの季節に嬉しい一品!

 

 

全てのグループの調理が終わったら、お皿に盛り付けてテイスティングをします。
それぞれのグループが担当した料理の説明をしていると、その美味しそうな香りと見た目に足を止めるお客さんも。最後にはそんなお客さんたちとも一緒にテーブルを囲い、種類や調理法によって変わるかぶの味や食感を皆で楽しみました。

 

 

一緒に料理をしているうちに初対面の人と仲良くなったり、旬の野菜や農家さんについて知ることができたり。ワークショップの後には、紹介した出店者さんのブースに寄って買い物をして帰る参加者の方もいました。

こうして、日々の食卓と季節の移ろいや農とのつながりを、Hey Veggie!の旬野菜ワークショップを通して皆さんに体感していただけたらと思っています。

 

 

第2回の開催日は、11月23日(土)を予定しています。
どの旬野菜をピックアップするのかは、近日中にお知らせします。ぜひご参加ください!

 

◉食材を使わせていただいた出店者さん
Green Basket Japan(あやめ雪かぶ)
Ome Farm(品川かぶ、サラダリーフ)
淡路島自然栽培グループ ビオアグリ(聖護院かぶ、玉ねぎ)
東京スパイスハウス(フェンネル、メースなど特製スパイスミックス)
一日一片(黒にんにく)
micro farm life(マイクログリーン)
平田家(生姜)
ファーマーズシップ(ライム)
ハルカインターナショナル(干し椎茸)

 

文・写真 松丸里歩
ープロフィールー
Farmers Marketインターン。愛称はまっちゃん。大阪出身・ロンドン留学という経験もあり、都市での循環やつながりのデザインに興味がある。ワークショップを企画したり農家さんとコミュニケーションを取ったりしながら、その可能性を楽しく探究中。


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