千葉/バグラス北総農産

千葉/バグラス北総農産
栽培方法 水耕栽培 土耕栽培
肥料 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料

Bug(バグ)=虫
Grass(グラス)=草
Farmers(ファーマーズ)=農家さんを含めた人たち
 
この3つの言葉を合わせてつくられた造語が「Bugrass Farmers」。
それぞれが互いを支え合い、共に生きていく――
「共生」という強いメッセージが、そこには込められています。
 
土が変わるだけで、育つ野菜の味はここまで変わる
「私たちが大切にしているのは土。農薬・化学肥料を使わずに、野草を発酵させて畑に還す自然循環農法を行っています。そうすることで微生物が育まれ、ミネラルやカルシウムといった栄養素をたくさん含んだ元気な土ができあがるんです」
 
そう説明してくれたのは、太陽のように明るい笑顔が印象的な吉岡さん。「Bugrass Farmers」の代表の一人、吉岡 和彦さんの奥さんです。
 
「たくさんの栄養素を食べて育つ野菜はとても味が濃くて、すっきりしていて、後味はさっぱり。“すごく甘い!”という偏った味ではなく、“バランスのとれた旨味”が特徴の野菜ができあがるんです」
 
さっそく試食させていただいたのは、光沢が美しい大ぶりのピーマン。
循環農法を行っている21歳の若きファーマー・鈴木 俊さんが育てました。
 
みなさんはピーマンと聞いて何を思い浮かべますか?
苦味や渋味、子どもが苦手な野菜No.1・・・そんなイメージではないでしょうか。
 
ところが、鈴木さんが育てたピーマンは、苦味も渋味も青臭さも、全くなし!
噛んだ瞬間、乾いた喉を潤してくれるほどの水分が溢れてきます。
 
「ミネラルをたっぷり感じられるし、後味はすっきりしているけど、野菜本来の味もちゃんと残ります。こればかりは言葉で説明しても分かりづらいと思うので、一度試食してみてください。土が変わるだけで、ここまで野菜が変わるということを知ってもらいたいですね」
 
生産者と消費者をつなげる。
『北総農産』という農業生産法人で、自社農場での生産も取り組んでいる吉岡さんたち。
 
さらに、吉岡さんたちは「土を大切にする」という同じ想いで農業を営んでいる“同志”に声をかけます。互いに手を取り合いながら、自分たちが正しいと思う農法をこれからもずっと続けていくため。そんな農家同士の繋がりは、今も広がり続けています。
 
「私たちの役割は、生産者と消費者の距離をできるだけ縮めること。それぞれの農家さんの畑を訪ね、実際に農作業をし、どういう想いで農作物をつくっているのかを知り、それをFarmer’s Marketのような店先でお客さんに伝えているんです」
 
名前の一部である「Farmers」。ここには、「Bugrass Farmers」と「生産者(農家)」と「消費者」を繋いでいく、そんな吉岡さんたちの深い想いが込められています。
 
まずは気軽に声をかけてみて
最後に、この季節にオススメの野菜を聞いてみました!
 
「やっぱりピーマンとナスですね。まずは、調理の合間に摘み食いしてください。生で食べたほうが野菜本来の味を楽しめます。そのあとは、じっくり丸焼きにしたりして、鰹節や醤油をかけて食べると美味しいです。あと、お好みで大葉をた~っぷりかけて食べるのも、夏らしくていいですよ」
 
その他にも、ミニ冬瓜やオクラ、空芯菜、コリンキーなど、夏の野菜がズラリ。お手伝いさんの一人に野菜ソムリエの資格を持っている方もいるので、「料理に慣れていない」「時間がないけど、栄養たっぷりの野菜を美味しく食べたい」という方には、簡単&時短料理も教えてくれます。野菜の魅力をたくさんお伝えしますので、まずは気軽に声をかけてくださいね!
 
Bugrass Farmers:bugrassfarmers.jp