青森/笹森農園

青森/笹森農園

 

シェアハウスで出会った友人と、地元・青森の”財産”を東京へ

2018年4月からファーマーズマーケットに出店を始めた笹森さんは、青森・常盤地区の実家で育ったにんにくと、それを熟成させた黒にんにくを販売している。地元での栄養士の仕事を辞めてインテリアデザインを学ぶために上京した際に、安心で美味しい野菜が身近にあった地元での生活が恵まれていたのだと実感し、青森の自然の”財産”に気が付いたという。

笹森さんの実家は、100年もの歴史がある専業農家。そこで育てられたにんにくを東京で販売することに決めたのは、東京のシェアハウスで出会った友人・せんさんの影響だった。台湾出身のせんさんが笹森さんの実家を訪れた時、素晴らしいにんにくに感銘を受け、「工夫次第でもっと多くの人に広まるのではないか?」とパッケージや広報方法の改善を提案したという。そうして、地元の人々や料理店にのみ流通していた常盤地区のブランドにんにくを、ファーマーズマーケットで販売することに決めた。生産・出荷だけでなく、農家自らが手間暇かけて育てた作物のこだわりを発信しながら販売するという農業のあり方をめざしている。

 

 

日々の食事に「一日一片」のにんにくを提案

笹森農園がマーケット初出店時に販売していたのは、黒にんにく一本。海外からのお客さんにはウケが良く、日本土産に買ってくれることもあったが、笹森さんはあることに気付いた。高品質なにんにくの生産地といわれる青森の人々にとって黒にんにくは身近な健康食品だが、ファーマーズマーケットのお客さんにはまだあまり知られていないということだ。熟成させていない通常のにんにくの販売を始めると、そちらのほうがよく売れることもあった。

より多くの人に黒にんにくの良さを知ってもらい、もっと日々の食生活に取り入れてほしい!そんな思いで、笹森農園が新たに打ち出したのが「一日一片」というコピー。おしゃれなデザインのロゴに加えて、ブースには黒にんにくのアレンジレシピを紹介するPOPも掲示している。商品をどのように並べ、どのように説明するかによって人への伝わり方が変わる。毎週の出店ごとに試行錯誤している、と笹森さんは言う。

 

 

MADE IN JAPANのにんにくで、世界の人を健康に

にんにく・黒にんにくの販売は、笹森さんとせんさんの二人で立ち上げた会社「クロブシ」の事業のひとつとして行っている。「クロブシ」という社名は、日本の”武士”精神にならい、芯の通った活動をしていきたいという思いでせんさんが名付けた。また、彼女が日本で初めて買った自転車につけた名前でもあるという。日本での生活を始めた時に不安だったせんさんの相方となってくれた自転車を思い出し、事業のスタートで不安な気持ちを励ますように、「クロブシ」を社名に選んだそうだ。

最後に、そんな二人の今後の目標について聞いた。笹森さんがめざすのは、食を通じた”病気に強い身体作り”を広めること。栄養士として病院で治療・改善を目的とする献立を考えてきた笹森さんが痛感した、「日々の食事が未来の自分の身体を作る」という意識をもっと多くの人に持ってほしいという。そのなかで、にんにくの力を今後さらに広めていきたい、と話してくれた。せんさんの将来の野望はなんと、にんにくの博物館をつくること。にんにくの育て方や世界各地のにんにくを展示する、にんにくをおいしく味わうためのレストランを併設する、などと想像を膨らませているそうだ。意外に知らないにんにくについて学ぶことのできる博物館ができれば、楽しそうだ。

 

 

MADE IN JAPAN、MADE IN AOMORIのにんにく・黒にんにくを一日一片食べて、健康な食生活を提案する笹森農園。ブースに立ち寄った際には、気さくな二人との会話もぜひ楽しんでほしい。

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