日本人は世の中の浮き沈みや人生、また時間の流れを水の流れに例えて、どんなに繁栄した文化も必ず早くなったり停滞したりするものだと言ってきた。また日本の工芸やものづくりの心はその精神性の純粋さを水に例えることが出来る。人間の体はほとんどが水で出来ているし、生物は海から生まれてきた。最近、水の大切さが再認識されている。純粋な水から作られる野菜や、食べ物の重要性が増してきている。これからは何処の誰がどのように作った食べ物かが大切になっている。食べ物を選ぶセンスがその人の体を作っている。その元に成る水の存在を考えてみよう。