【Re-think】Waste Less Vol.2 〜今、私たちにできることは?〜

ファーマーズマーケットでは、2019年7月より、ゴミの出ない理想の買い物を実験してみる量り売りのマーケット「NAKED~waste less market~」を毎月開催してきました。

 

プラスチックでの個包装は一切せず、マイバッグや空き瓶、容器など自宅にあるものでごみを出さずに買い物できる体験を作ってきた「NAKED」。本企画は2020年2月で最終回を迎え、今後は新たなテーマのもとにマーケットをよりサスティナブルな場にするためのアクションを起こしていきます。

まずは、2020年4月からマーケットでのプラスチック製レジ袋の提供を終了します。

 

こうしてマーケットでもごみ削減に向けてアクションを起こしている今、私たち1人1人にできることは何でしょうか?

NAKED -waste less market-最終回では、量り売りやエコな製品の販売に加えて「今、私たちができることを知る」というテーマで3つのトークセッションを開催しました。テーマごとに、レポートをお送りします。

 

全体のモデレーターは、NAKEDの企画を一緒に進めてきた「斗々屋」のメンバーの菊池博文さん。地元の食・生産者をブランディングでサポートする「H3 Food Design」の活動もされています。

 

ペットボトルの消費量を減らすアクション

2回目のトークセッションのトピックは、ペットボトル。mymizuのマクティア マリコさんをゲストにお迎えしました。
mymizuは、マイボトルを給水スポットを無料で給水できる場所を簡単に探せるアプリ。ペットボトルを削減することをミッションに掲げています。

マリコさんによると、世界中では1分間でおおよそ100万本ものペットボトルが消費されているそう。
特に日本での消費量は多く、1年間で約252億本といわれています。並べると、世界を128周できる長さになります!

 

 

そんなペットボトルの消費量を減らすためにマイボトルを持ち歩くようにしている人も多いとは思いますが、外出中に飲み干してしまって結局ペットボトルを買うはめになってしまった経験はありませんか?

その解決策として、2019年9月にローンチされたのがmymizuのアプリです。
会場にもすでに利用している方が多く見られました。公園や駅などの公共の場に加えて、飲食店などもスポットに登録されているため、給水をお願いしに訪れたお店で生まれるコミュニケーションも楽しむことができます。

 

ファーマーズマーケットは週末のみの屋外開催ということもあって、2020年3月現在では給水スポットを常設することができていませんが、NAKED -waste less market-ではmymizuのブースに給水タンクを設置していただきました。

 

 

そのほか、マーケットのフードカートで提供されているドリンクの多くも、マイボトルやマイカップでお楽しみいただけます。フードについても、お弁当箱や保存容器を持参すれば、値引きやおまけのサービスが受けられるフードカートもあります。

食べ・飲みきれなかったら持って帰ることができるのも嬉しいです。今週末のマーケットではマイボトルやお弁当箱を持って、ごみの出ないランチを体験してみませんか?

 

 


文・写真 松丸里歩
ープロフィールー
Farmers Marketスタッフ。愛称はまっちゃん。都市での循環やつながりのデザインに興味がある。ワークショップを企画したり農家さんとコミュニケーションを取ったりしながら、その可能性を楽しく探究中。


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