青森/佐藤農園

青森/佐藤農園
栽培方法 水耕栽培 土耕栽培
肥料 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料

ファーマーズマーケット開催の朝、佐藤農園さんのブースには木箱いっぱいのりんごが並ぶ。青森にある園地で採れた赤色のふじと黄緑色のシナノゴールド、そして近くの農家さんたちが作るりんごジュースやりんごチップス、長芋なども同時にブースを彩る。有機栽培ではなく、減農薬栽培を採用する佐藤農園さんは、「うちのりんごは何よりも『味』と『新鮮さ』が勝負」と、訪れたお客さんに話しかける。
 
「山の木」、それは自分たちの土地に一番合う木
 
青森にいくつもの園地を持つ佐藤農園さんだが、美味しいりんごを生産するために大切にしていることがある。それは、木の選び方だ。美味しい品種、人気の品種を基準にして木を選ぶのではなく、自分たちのもつ土地にあったりんごの品種を丁寧に選び、育てている。そうすることで、それぞれの土地ごとに変わる気候や風土、環境を最大限に活かしたりんご作りができているという。青森という山の多い土地で、山の傾斜や麓に多く園地をもつ佐藤農園さん。そこで育てられている多くは「山の木」だという。夜間と日中の寒暖差が大きい気候に適した「山の木」は、その寒暖差により甘みのぎっしり詰まった美味しい実をつける。特に、「サンフジ」は蜜がたっぷりと入ったものができ、3月頃まで出荷。
 
春も、秋も、いつ食べても美味しいと思えるりんごを
 
通常、秋に収穫されるりんごだが、佐藤農園さんでは約1年を通して新鮮で美味しいりんごを味わうことができる。その秘密は、貯蔵方法にあるそう。収穫したりんごにガス圧をかける「CA貯蔵」という方法を採用している。収穫された後も呼吸を続けるりんごを休眠状態にすることで、数ヶ月後までも鮮度をそのままに保つことができる。そうすることで、佐藤農園さんでは、春が過ぎ、夏になっても、色や味が落ちていないりんごを出荷することができるのだ。1年中いつでも新鮮で、美味しいりんごを味わえる青森の佐藤農園さん、まずはご試食を味わいにきてください。