美味しいと納得できるお野菜だけ
「自分がおいしいと思ったものしか売らない」
　
そう語るのは、もともと建築関係の仕事をしていた熊谷さん。この仕事を始めて5年が経つ。自信を持ってお勧めしているからこそ、お客さんも信頼して購入することができるのだろう。いつも、ブースは多くのお客さんで賑わう。
　
「農家の方々は色々な技術を持っているけれど、継ぐ人がいなければそれが途絶えてしまう。のちに繋げられないか。どうしたら農家が収入を得られるか…。そう考えて辿りついたのが、まずは作った野菜を加工して販売することでした」
　
農家さんが作ったお野菜を加工品にして販売するところからスタートしたが、今では加工品と生のお野菜、半々くらいの割合だ。
　
「何でもつくればいいと言うものではない。三浦のダイコンやキャベツには、なかなかかなわないし、横浜で何十年も農業をし、おいしい野菜をつくっている人もいる。だったら自分たちには何ができるのか、考えています」
　

　
いちばん目立つところに並ぶのは、ロメインレタスやブーケレタスなど、水耕栽培でつくった相模原産のお野菜だ。水耕栽培だと納得のいくお野菜をつくることができると気づき、これからはチカラを注いでいくつもりだそう。