愛媛/Citron et Citron

栽培方法 | 水耕栽培 土耕栽培 |
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肥料 | 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料 |
雑草対策 | 除草剤 手刈り 放置 その他 |
病害虫対策 | 殺菌剤 殺虫剤 手潰し その他 |
種 | 種苗会社より購入 自家採種 |
メッセージ |
有機肥料は動物性のものではなく、植物性のものに限って使用。病害虫対策として、まれに木酢液を使用することも有り。 |
慣れ親しんだ本物の味を求めて
農薬や化学肥料に頼らず、自然の循環を尊重した栽培方法で実った柑橘を並べるCitron et Citronさん。店主の来島さんはご両親が愛媛県出身で、幼い頃から柑橘農家の従兄弟が愛媛で育てるみかんを食べて育ちました。色の個性や傷はあれど、味はピカイチなんだとか。
「ある時にスーパーでみかんを買って、食べてみたらびっくりしたんです。」
慣れ親しんだみかんとスーパーで買ったみかんの味の違いを知り、衝撃を受けた来島さん。
以来、食べ物は見た目ではないと確信したといいます。
そんな食べ物に対する価値観が、Citron et Citronさんの柑橘にも表れています。並べられた柑橘たちは十人十色、自然任せで育てられたからこその個性がありながら、どれもきめ細やかでみずみずしく、本物の味がします。
始まりはジュースから
色とりどりの柑橘が目を引くCitron et Citronさんですが、始まりはジュースの販売でした。
「ジュースつくったんだけど、飲んでみる?」
と、みかんを育てる従兄弟からジュースが送られてきたのがきっかけ。素材の味が活かされた絶品のジュースなのだけれど、ラベルがなんとも言えないデザインだったそうで。もっとシンプルに、ジュースの綺麗な色も映えるようにとデザインを見直し、Citron et Citronとして販売をスタートしました。
のちに、「やっぱり生の柑橘も美味しい」と柑橘の販売も開始し、現在のラインナップに至ります。
“こだわり”ではなく“あたりまえ”
Citron et Citronさんが柑橘を仕入れる農家さんはみな、農薬や化学肥料を使わない、使いたくないというポリシーを持っている方々です。
「だけど、こだわってるというより、それがあたりまえという感じなんです」
と来島さん。
農薬を使えば綺麗な見た目や安定した収穫が保証されるかもしれないけれど、この先の長い年月、薬が大地に残ってしまう。今さえ良ければ良いという考え方であってはいけない。
そんな価値観をあたりまえのものとして、自然の循環の中で栽培する方法を実践し続けてくれる農家さんたち。
微生物を慈しみ、命の宿った食べ物を私たちに届けてくれる農家さんを想うと、心がじんわりと温かくなってきます。
畑の土は柔らかく、その上を歩くとパワーをもらえるんだとか。
良い土で伸び伸びと育った柑橘は、皮と実がピッタリとくっついていて、大切な実を守ろうとする生命力が感じられます。
農薬や化学肥料を使っていないため、皮まで丸ごと食べられますし、オレンジピールやマーマレードにしても、干してお風呂に浮かべてもよし。山々からの鮮やかな贈り物、余す所なく楽しむのが鉄則ですね。
農家さんの教え、柑橘のこと、ぜひブースでお話を聞いてみてください。
柑橘祭りの3ヶ月
9月、黄緑色の極早生みかんの収穫が始まれば、怒涛の柑橘祭りがスタートします。
爽やかな香りと程よい酸味の極早生みかんから、甘みが乗り始める早生みかんへ。
12月にはオレンジ色が目に鮮やかな温州みかんが、さらには1月から春に向けて伊予柑やポンカンが季節を迎えます。
同じ種類でも週を重ねるごとに味の変化が生まれるのだとか。
何種類か買って食べ比べるもよし、一種類のみかんの味の移ろいを楽しむもよし。
みかんで自然を感じる乙な秋冬というのもなんとも魅力的です。
「大忙しの3ヶ月だけど、色とりどりの柑橘たちが並ぶのはやっぱり楽しいよね。」と来島さんも柑橘のシーズンの到来に喜びを隠せない様子です。
生の柑橘はもちろんのこと、季節のみかんを贅沢に絞ったストレートジュースも外せません。柑橘になるべくストレスを与えない絞り方で、雑味のないクリアな味のジュースに仕上げているのだとか。昔ながらの和柑橘のジュース。お子様にもおすすめです。
自然の力と農家さんの想いが詰まった幸せの果実、じっくり味わいながらいただきましょう。
Citron et Citron:http://citron-4-citron.petit.cc/