four peas flowers

four peas flowers
栽培方法 水耕栽培 土耕栽培
肥料 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料
雑草対策 除草剤 手刈り 放置 その他
病害虫対策 殺菌剤 殺虫剤 手潰し その他
種苗会社より購入 自家採種

インタビュー

自然の中でのびのびと、自然の力によって育ったお花たち。
four peas flowersさんのスローフラワーが、ファーマーズマーケットを鮮やかに彩っています。

 

そのお花はどこから?

誕生日、記念日、送別会、母の日、開店祝など
私たちは様々なシーンでお花を人にプレゼントします。お花をもらうのはもちろん、誰かを思いお花をセレクトする時間も
心に穏やかな幸せをもたらしてくれます。
そんなお花が、どこでどのように育ち、どのように運ばれてきたのか
想像してみたことはありますか?
食べるわけでも、体に直接つけるわけでもない。野菜や化粧品などに比べると、お花はその栽培方法や安全性といったことに注目が集まりにくいと言えるでしょう。
そんなお花の落とし穴に焦点を当て、日本でスローフラワーという境地を開拓しているのが、four peas flowersさんです。

 

サステナブルな花卉栽培を目指す、スローフラワー

安定的な供給のために、温室で暖房を利用して栽培していたり、お花の規格に合わせるために農薬を大量に使用していたりと、環境負荷が大きくなりがちな花卉栽培。遠くの外国から空輸されているお花も少なくありません。
そんなお花産業を見直すべく生まれたムーブメントが「スローフラワー」です。
環境になるべく負荷をかけない方法で季節のお花を栽培し、その地域内で供給するサステナブルな花卉栽培を目指します。

このスローフラワームーブメントに出会い、神奈川県藤野で花農家を始めたfour peas flowersさん。農薬や化学肥料を使わず、季節のお花を種から露地栽培されています。

「旬ものの野菜が美味しいように、花も旬が1番丈夫で美しい。」
その言葉の通り、店先に並ぶお花たちはどれもエネルギーに溢れ、華やかに咲き誇っていました。
売りに出せないものは草木染めの染料や堆肥にすることで、
なるべくロスをなくすようにも心がけていると言います。
野菜と同じように、お花も環境負荷の少ないものを選ぶことが当たりまえになることが、four peas flowersさんのスタイルに込められた思いです。
巡りゆく季節に寄り添う幸せを
「ハロウィンに向けてソラナムパンプキンを植えたんだけど、結局ハロウィンには間に合わなくて。出荷する頃にはもうすぐクリスマスじゃん!って時期になっちゃって。」
お天道様まかせの栽培は思い通りにいかないことも多いそうです。しかし、そんな想定外の出来事すら楽しんでいるような話ぶり。スローフラワーだからこそできること、見つけられることがたくさんあると教えてくれました。
5月に一斉にお花屋さんに並び始めるカーネーションも、本来は真夏の花。four peas flowersさんの畑では8月に咲くそうです。
一般の物流とはタイミングが合わないため、メインストリームのお花屋に卸すことはできません。
だからこそ、カーネーションの新たな可能性を見出すことができると言います。母の日に渡す花としてではない、新しいカーネーションの使い方を考える。そうしたクリエーションも、スローフラワーの醍醐味と言えるでしょう。
four peas flowersさんは、巡りゆく季節に寄り添い、本来の自然を楽しむ幸せを教えてくれます。