静岡/善光園

静岡/善光園

 代々お茶農家を営む増田さんに、お話を聞きに行くと『お茶は、出来る時期が早いほど高値で取引されてしまう。どれだけいいお茶を育てても、商品自身ではなく、出荷時期が価格を決めてしまう』とのお話が。出荷時期ではなく、丁寧に育てたお茶の質を、正当に評価して欲しいと考え、対面販売を始めるようになったそうです。
 
 そんなある日、農薬散布をしていて「ウッ、気持ち悪い」と吐き気をもよおす事が。「これは危ない。自分自身がこんなモノをあび続けていたら、いつか病気になるのでは」と不安を覚えたそう。そしてある時「毒を売っちゃだめだ」と言われたことをキッカケに、農薬を使わずにお茶を育てるように。無農薬栽培を始めた当時は、周りから「農薬をかけずにお茶が出来るわけがない」「経営がなりたたない」と言われたそうですが、自分自身が安全なお茶を飲みたい、自然に対して、毒を撒きたくないとの思いで、赤字覚悟で始めたそうです。
 
 さらに、増田さんは肥料も使いません。それは、お茶本来の味を知ってもらいたいとの思いからです。肥料を使うと、少なからずどうしても、肥料のアミノ酸や窒素類などの味がお茶に残ってしまうそう。そうではなく、茶木そのままの味を楽しんで欲しいと、増田さんは言います。「茶木の下部にある枝をカットし、風通しをよくしたり、雑草を悪いものと見なさず、夏場は、陽の光が地面に当たらないようにうまく利用したりもします」とのこと。茶木を大事に、ストレスが溜まらない環境をつくり、お茶を育てる農家さんです。
 
善光園:www3.tokai.or.jp/zenkouen/

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