宮城/セオリファーム

宮城/セオリファーム

 

健康食品会社の経営から、農業へ。身体に良い本当の自然卵を求めて

宮城・蔵王から、平飼いの「蔵王じゅうねん卵」を届けているセオリファーム・笹井さん。養鶏を始める前、笹井さんは東京で健康食品の会社を経営していました。高い健康意識を持っていたというよりは、「どんな人も最後に求めるものは”健康”だから、儲かるだろう」というビジネス的思考で会社を立ち上げたそうだ。

しかし商売をしていくなかで、本当に身体に良いものは「食」であり、良い食材は手に入れることが難しいことに気が付いたという。そうして当時の仕事に疑問を覚えていた頃に笹井さん自身が体調を崩したり、東日本大震災が起こったことがきっかけとなり、会社をやめて宮城へ移り住んだ。 

移住した笹井さんが最初に取り組んだのは、養鶏ではなく野菜の栽培だったが、お子さんが産まれて卵をはじめとする様々な食品のアレルギーがあると分かった。化学肥料や薬に頼らない自然のものの重要さを実感して平飼いの卵を選ぶようになったが、鶏のえさにまでこだわっているものがきわめて少ないことに気付いたという。子どもも安心して食べることのできる、本当の自然卵を作りたいと思い、蔵王という空気、水、自然の条件に合う土地で養鶏に取り組みはじめた。

 

 

自家配合のえさでのびのび育てた鶏の「蔵王じゅうねん卵」

じゅうねんとは「えごま」のこと。東北地方で昔から「じゅうねん」と呼ばれており、「えごまを食べて10年長生きする」がその語源とも言われているそうだ。セオリファームの卵を食べて、健康で長生きして欲しいという思いを込めて笹井さんが自家配合した、農薬不使用の飼料の中にえごまが含まれている。 

卵は、子供から大人まで食生活には欠かせない食材のひとつだが、鶏の多くはストレスをかけた状態で飼育され、えさにも添加物が入っているという。セオリファームでは鶏たちを中庭に放して自然に触れさせることで病原体に強い身体をつくり、地元や近隣で採れたお米や大豆などの国産素材を自家配合したえさを食べさせている。黄身がきれいで自然なレモンイエローなのは、えさに添加物が入っていない証拠。

 

 

養鶏を続ける原動力と、これからの展望

養鶏の相手となるのは、生き物。鶏の目を見ると、自然と手をかけて世話をする気が生まれるという。最近では平飼い養鶏が増えてきたことをありがたく感じつつも、まだ経済的に広まりにくい現状にあると感じている笹井さん。いい卵をもっと広めたい!という思いで、ファーマーズマーケットでは養鶏のストーリーやご自身の思いをお客さんに伝えている。一般的な卵と比べると少々価格が高いが、「蔵王じゅうねん卵」のストーリーを聞いた人がその価値を見出してくれることにやりがいを感じている。

今後の目標は、えさの自家栽培!現在もえさの一部である野菜は自分で育てているが、ゆくゆくは全ての飼料を自分で育てることを目指しているんだとか。心を込めて育てられたセオリファームの鶏の卵を、ぜひ一度食べてみては?

 

2018.06.17 Community Lunch with セオリファーム

栽培方法 水耕栽培 土耕栽培
肥料 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料
雑草対策 除草剤 手刈り 放置 その他
病害虫対策 殺菌剤 殺虫剤 手潰し その他