佐賀/レティア

佐賀/レティア

3年前に新規就農をした下山田力さん。以前はサラリーマンとしてお仕事をされていたそうですが、ご自身のご病気をきっかけに、健康にかかわることを仕事にしたい、と決心。どうせやるなら、日本っぽいものがいいなぁ、と考え、茶農家を選択したんだそう。当時は、海外への輸出も視野に入れて、日本茶にしようと。「当時、緑茶は皆さんやられていましたし、どうせやるなら、その頃、まだ誰もチャレンジしていなかった国産紅茶にチャレンジしたいな」と思い、ご自身の農業の一歩を踏み出したそうです。
 
やり始めて見えてきた、茶業界の厳しさ。増えていく耕作放棄地
「やり始めると、茶業界の厳しさがわかってきたんです。どんどん茶農家が廃業していって、茶畑がどんどん余っていく。耕作放棄地となってしまった茶畑には、茶の実がたくさん成っているんです。その時、ある人から、その茶の実を使って、とてもいいオイルが出来る事を教えてもらったんです」と話を続ける。45歳以下の方が、新規就農して農業を始める際、新規就農者制度というサポート制度があるようだが、茶の実を育てる農家、なんて前例が無く、市の方も、県の方も、どうサポートすればいいか、わからなかったんだとか・・・「まぁ、仕方ないですよね。僕も聞いたことないですから。笑。でも、耕作放棄地を使ってやるので、畑の再生にもなるし、僕はそこに意義を感じて、チャレンジしたいなと思って」と笑いながら、教えてくれる。
 
茶農家とは真逆。耕作放棄地の有効活用。原材料は茶の実
「所謂、茶農家とは真逆なんです」と下山田さん。「普通は、お茶農家さんは、茶葉にエネルギーを蓄えたいので、茶の実をつけないように、茶樹を管理して、丁寧に茶葉を育てていくんです。でも僕は逆。僕は茶の実が欲しいんです」と笑う。「僕らは、耕作放棄地を借り上げる所から、農業がスタートするんです。ほったらかしになった茶樹は、花を咲かせて、実をつけるんです。茶の実は、植物で言うと、子供ですよね。ほったらかしになっていれば、なっているほど、オイルの原材料となる茶の実は沢山、成るんですよ。なんか有効活用できるんじゃないかなと思っているんですけどね。可能性はありますよね」と話す。
 
ゆくゆくは、食用茶の実オイルを!これからの茶の実オイルに注目!
「茶の実には、オレイン酸が多く、オリーブオイルと成分が似ているんです。今は、肌につけたりするスキンケアとか、ヘアケアとかが、主な使い道なのですが、ゆくゆくは、オリーブオイルと同じような使い方が出来る食用茶の実オイルに出来るといいなと思っています。アトピー肌の方とか、お肌が敏感な方には、一度、お試しいただけるといいかなと思います」と、茶の実オイルについて話してくれた。
 
レティア:http://www.ryokumon.jp/