千葉/農園ヘヴン

千葉/農園ヘヴン

 

最高の食材を追い求める料理人が育てた自然派野菜

もともと飲食業を生業としてきた、農園ヘヴンの小川さん。お店で使うものに欠かせない「安心」「安全」「鮮度」「美味しさ」「季節感」 を追求し、海も山も川も、全国各地を巡ってきた。以前から国産食材と自然派野菜にこだわっていたが、実際に畑に足を運んで農家の話を聞くうちに、自らも食材を作ることに興味を持ったそうだ。

そうして2017年から千葉・勝田台に自社農園を設け、農薬不使用でも環境変化、病気、害虫に強い「ある意味『本当のオーガニック野菜』」を目指して、料理人としての仕事の傍ら農作業に励んでいる。「野菜そのものとしての価値を体感してもらいたい」という思いで育てた食材は、自身のレストランで調理・提供している。

農作業の原動力となっているのは「美味しいものを作りたい、食べてほしい」という思いと、自分自身の興味だと小川さんは話す。これまで外部に提供することのなかった野菜をファーマーズマーケットで販売することを決めたのも、「面白そう」という興味が湧いたから。さまざまな出店者やお客さんが集まるマーケットで新たな人とのつながりが生まれ、化学反応が起きることを期待しているという。

 

 

“土壌の発酵”をテーマに、目指すのは昭和初期の野菜の栄養価

農園ヘヴンがテーマに掲げているのは”土壌の発酵”。抗生物質を作り出す「放線菌」を発酵のちからで培養し、さまざまな自然環境の変化にも負けない強い土壌作りを行っている。力強く、野菜本来の持つ味わいを自然に引き出すように、季節の野菜・ハーブや野菜の花・規格外野菜(最も栄養価の高い段階での収穫になる為、サイズ感が小さい場合や大きい場合がある)などを農薬不使用・少量生産で育てている。

そんな農園ヘヴンの野菜販売の特色は、日本では珍しい”量り売り”スタイル。必要な量だけ買ったり、1グラムあたりの価格が同じ野菜を買い合わせたりできる。最初は少々戸惑うものの、その便利さに喜ぶお客さんが増えてきているという。

 

 

“何ができるか”より、”何がやりたいか”

2018年7月にファーマーズマーケットへの出店をはじめた農園ヘヴン。これから他の出店者との関わりを深め、共同での企画を行ってみたい、と小川さんは話す。イタリアンの料理人というバックグラウンドを生かし、パスタやワインと合わせた野菜の販売も視野に入れているという。また、千葉の農園では農業体験や料理人に向けた野菜の育て方講習、近所の人々を集めた食事会など、地域を巻き込んだ活動を通したサステナブル・モデルの形成を目指しているそうだ。

「『何ができるか』の前に『何がやりたいか』を考えて、行動している」と話す小川さん。今後の農園ヘヴンの活動が楽しみだ。

栽培方法 水耕栽培 土耕栽培
肥料 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料
雑草対策 除草剤 手刈り 放置 その他
病害虫対策 殺菌剤 殺虫剤 手潰し その他
種苗会社より購入 自家採種