群馬/かえるファーム

群馬/かえるファーム

 

農業で群馬・榛名町と墨田区をつなぐ

かえるファーム農園主の古谷さんが農家を志した当初の理由はシンプルで、高校生の時に訪れたアメリカでのファームステイで「農業をしていれば、食いっぱぐれない」と感じたから。大学で農業について学び、単身アジア諸国へ渡って農業活動を行ったのち、群馬県・榛名町で就農した。現在は榛名町の特産品である梅を農薬を使わずに育てているほか、野菜を自然栽培している。

就農先として榛名町を選んだのは、古谷さんの地元である墨田区の姉妹都市だったから。幼い頃に訪れたこともあり、親近感があったそうだ。2009年から、墨田区で食料品店へのアクセスが悪くて買い物に行けない人などに榛名育ちの野菜を移動販売しており、ファーマーズマーケットには2018年に初出店した。

 

 

消費者にも生産者にも優しい農産物物流をめざして

かえるファームの名前の由来は、「自然にかえる 地域にかえる 食卓にかえる墨田区と共生する産地を作り出す。 消費者にも生産者にも優しい農産物物流にかえる 」。

大学で農業について学ぶうちに、日本の食料自給率の低さや農産物物流のあり方に疑問を抱いたという古谷さん。農家は自分の作った野菜を、どこでだれが買うのか分からない状態で出荷し、消費者は自分の食べる野菜を、どこでだれが作ったのか分からない。そんな現状に違和感をおぼえたという古谷さんの目標は、「農作物は農家と食べる人で作るもの」という考えのもと、農業を通じた「食育」によって消費者の意識も変えていくことだ。

農家が収穫した野菜を新鮮な状態で消費者のもとに届けることができ、消費者もその実感を得られるように、物流のあり方を「見える」化していきたい。そんな思いで、古谷さんは移動販売や学校給食を通じた食育活動に取り組んできた。

 

 

「まずかった」と言ってもらえるような関係性を築きたい!?

農家は農産物の販売によって得られるお金だけではなく、それ以上の”なにか”を求めていると古谷さんは話す。例えば、お客さんからの言葉がそのひとつだ。「美味しかった」と言ってもらえることはもちろん嬉しいが、まずかった時には「まずかった」と正直に言ってもらえるような関係性を築きたいという。その声は、農家がより良い農産物を作るために努力する原動力となるからだ。

地元で販売するときには、かえるファームの野菜を求めて集まってきた地域の人たちが、その場で交流をはじめる。ファーマーズマーケットでも、新たな人とのつながりが生まれる。このような農業を通じた地域間交流や人とのつながりに、古谷さんは可能性を感じているという。

農業が生み出す地域交流や食育の活動を発展させつつ、自分以外の農家や消費者も納得・安心できるような農産物物流を実現するため、かえるファームは日々活動している。

栽培方法 水耕栽培 土耕栽培
肥料 化学肥料 有機肥料(購入) 有機肥料(自家製) 無肥料
雑草対策 除草剤 手刈り 放置 その他
病害虫対策 殺菌剤 殺虫剤 手潰し その他
種苗会社より購入 自家採種