かつをぶし池田屋

かつをぶし池田屋

 
かつをぶし池田屋:http://www.katsuobushi.co.jp/
公式オンラインショップ:http://shop-ikedaya.com/
Instagram:https://www.instagram.com/katsuobushi.ikedaya/

マーケットを歩くと、色々なお店からよい香りがしてきます。そのなかで、ほんのりと香る鰹節の香りを辿っていくと出合えるお店が「かつをぶし池田屋」さん。店頭には、厳選された鹿児島県産の原料節を削った「本枯れ鰹けずり」、「荒節鰹けずり」などの量り売りや、本節・鰹節姿売り、「鯛・まいたけ入り だしパック」、「極上鰹のはなこ(花粉)」、「食べる削り節」や「鰹味噌」など、さまざまな商品が並んでいます。お店の中央には、さらに鰹節の香りにこだわる人がほしくなる、手削り器もありました。削りたての香りはまた格別なんだとか。この香りの主である鰹節の魅力、教えてもらいました。
 
料理人が使う「極上の鰹節」を家庭でも味わってほしい
池田正さんは「元々、蕎麦屋さんや和食料理屋さん向けの鰹節のお店です」と自身について話す。今でも、飲食店向けの商品は取り扱っているが、「極上の鰹節を家庭でも味わってほしい。そして、天然の素材だけを使用した出汁の味の違いを知ってほしい」と考え、誕生したのがこの「かつをぶし池田屋」というブランド。ファーマーズマーケットには約3年前から出店していて、今年3月からは毎週土曜出店。素材に敏感な20~30歳代、小さいお子さんがいて無添加の食品に関心がある女性を中心に、池田屋さんの鰹節は愛されている。
 
本当の意味での「無添加」の味を知ってもらいたい
この日もブースに並んでいた「鯛・まいたけ入り出汁パック」は、化学調味料(うまみ調味料)、酵母エキス、蛋白加水分解物、魚介エキス、塩、砂糖、粉末醤油などの添加物、調味料を使用していない。そのため、本物の天然出汁素材のうまみを味わえるのだ。またうれしいことに、1パック(8g)の食塩相当量は0.1g。塩分の摂りすぎを防げる。この商品の原材料は、鯛、かつお(本枯れ節、荒節)、さば、うるめ、まいたけの5種類のみ。これらの素材のブレンド比を考案したのは正さんご本人。和食だけでなく、洋食などあらゆるジャンルのお料理に合うという。脂肪の乗り・色合い・味、産地などから素材の選別も行う一連の職人技。天然素材だけで旨みを引き出すブレンド比を、この機会に、ぜひ試してほしい。出汁パックの使用方法は、具材と一緒に煮込むだけでOK。時間も手間もかからない。素材の味が生きた無添加の出汁パックを使って料理することで、健康的な食生活に取り組んでみてはいかがだろうか。出汁を無添加のものに変えると、10日から2週間くらいで味覚などが変化するんだとか。添加物に対して舌が敏感になるというお話も印象的だった。

池田屋さんは「だし」のスペシャリスト!
池田屋の正さん、雅子さんご夫婦は “だしソムリエ”(だしソムリエ協会認定講師)で、知識がとっても豊富だ。「鰹節やおいしい出汁の味を伝えたい」「出汁を取ることを楽しんでほしい」との想いから、たくさんの場で活躍されている。関心のある方は、ぜひ足を運んでみてほしい。一般・子育てママ向け「だし講座」/子ども向け「だし&かんぶつ料理教室」/鰹節削り体験イベントなど、活動は多岐に渡る。
 
お得な3つのポイント
1.蕎麦屋さんなどでプロの料理人が使う本格的な「だし」を家庭で。まずはマーケットでお味見。
2.鰹の風味と旨みをぎゅっと凝縮した人気商品「食べる削り節」。おつまみにぴったりなこの逸品も是非。
3.だしに関する知識が豊富な“だしソムリエ”の雅子さんからは、家庭料理のレシピまで教えてもらえる。
 
ひとくち取材メモ
今回の取材で、かつお100%の天然だし「極上鰹のはなこ(花粉)」を購入しました! カップ麺などにかけるだけでも風味や栄養がUPするというお話に魅力を感じたのです。家に帰ってさっそくカップ麺にひとふり。まず、風味は確実に変わります。ラーメンから沸き立つ湯気とかつおぶしの香りが混ざり合って食欲をそそります。味もいつもより旨みが増したような気がしました。「はなこ」は、かけるだけではありません。まぜる、和えるに加え、もちろん「だし」も取れます。今度は「はなこ」を使って、だし巻き卵に挑戦します!