岐阜/畑田農園

岐阜/畑田農園

岐阜県飛騨高山で先代からの農業を引き継ぎ、今年で32年となるベテラン農家の畑田さん。有機栽培で育てているのは主に、トマトとほうれん草だ。
 
有機栽培への切り替えは1993年だったという。農園の近所で親戚が飛騨牛の生産をしているが、その牛たちの飲み水となるのは、彼の農園からの雨水。その水を摂取して育った牛たちは、消費者へと出荷されていく。そのサイクルに疑問を感じ、畑田さんのチャレンジはスタートした。
 
有機栽培を始めたばかりの頃は、なかなか上手くいかず、野菜の病気や売り先の確保が彼の頭を悩ませたという。栽培してみたものの、育てたトマトが全滅してしまったこともあった。手間をかけて育てるトマトやほうれん草は、本当に理解してくれる人の手元へ届かない限り、採算的にも報われない。このやり方が安定するまでに5年の歳月がかかったという。
 
Farmer’s Market @UNUにはいつも車で4時間以上をかけてやってくる。それでも変わらずに出店するのは、都市で生活する人たちにも自分の野菜を食べてもらいたいというのはもちろんだが、買い手と直接コミュニケーションを取ることで自らの野菜についてフィードバックをもらえることが大きな理由になっているという。「まだまだチャレンジしていきたい。より多くの人たちから多種多様な意見をもらって、より美味しくて安全な野菜をこれからも作っていきたい」そんな純粋無垢な熱意と探究心は、真っ黒に日焼けした畑田さんの眼に宿っているのである。
 
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  • 栽培方法