【勉強会レポート】種の交換会ーFarmer’s Market×Share seedsー

7/1,2 種の交換会ーFarmer’s Market×Share seedsーを実施しました

Farmer’s Market内ではじまった新たな取り組みFarmer’s Market Community Clubの活動の一環として、先日Share seedsのイベントを開催。今回はマーケットに出店してくださっている農家さんにもお声がけをして、この日のために特別に余っている種や苗をお持ちいただきました。


野菜を中心に、一般の方・農家さんから今までいただいた種はその数約50種近くにもなります。普段は封筒に入って保管されているものを、この日は姿形が見やすいように小瓶に入れてディスプレイしました。小麦の種、アスパラの苗、在来大豆・・・馴染みのある食材も、なかなか種の状態で見る機会は少ないもの。

普段野菜を育てる機会のない方にも広く興味を持ってもらい、種をシェアして好きなものを持ち帰り、自ら育てることを通じて、何か新しい気づきがきっとあるはずとの思いからこのプロジェクトをマーケットでも続けています。

イベント当日にはShare seeds代表の末木さんにもお越しいただき、活動のはじまりや思いを伺いました。「種を繋ぎ、分かち合うことで、人と人、人と自然も繋いで行く取り組みなんです」という言葉が印象的でした。小さな存在ですがひとつひとつに、そこに至るまでのストーリーが詰まっています。

そのお話を伺って、ある農家さんが「自ら種採りをすることや、人からいただいた種を育てることで、今の時代を生きる自分のところに至るまでのその種の持つストーリー、同じ種を育てていた先人に思いを馳せるんです」と、言っていたことふとを思い出しました。

末木さんのお話を伺った後は、いよいよ種の交換会。種を持参してくださったある農家さんは、そのストーリーを伝えながら交流を。畑で育てられそうな種を見つけに来てくださった農家さんは、じっくりと種選びを。普段別の仕事をしながらも、種に興味を持ち、自ら育ててみようと参加してくださった方々は農家さんとも交流しながら、少しずついろいろな種を持ち帰っている姿が見受けられました。

F1種、在来種、固定種などさまざまな種の呼び名があり、その良し悪しに関しても色々な情報が流れている昨今。最初から善悪を決めるのではなく、まずは種に関心を持つことからがスタートだと考えています。

Farmer’s Market Community Clubでは、このマーケットに集う人の多様な視点からの意見、直接のコミュニケーションを通じて、少しずつ種のことも学んでいける機会をつくっていきます。

スタッフも、農家さんも、シェフの方も、お客さんも。共に学び、正しい知識を備えた上で「何を選ぶのか?」を、個人個人で選択していけるようにと考えています。


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Farmer’s Marketでは、この度、メンバーシップ制の新たなコミュニティ『Farmer’s Market Community Club』を立ち上げます。このクラブでは、農家さんを中心とした農的生活(NORAH)をコンセプトのもと、マーケットに集まるシェフ、農家さん、マーケットスタッフ、イベントオーガナイザーといった多様な人が、お互い信頼できる人とのつながりを育み、共に学び、考え、新しいモノゴトを生んでいけるような、コミュニティを築いていきます。

▼メンバー会費・内容(特典)

【コミュニティーメンバー:3,000円/月(税別)】
1.毎週末土日Farmer’s Market Community Lounge空き時間のフリー利用(ミーティング、休憩、商談等)
2.ラウンジイベントスケージュール情報のご案内、有料イベントコンテンツへの割引き招待
3.メンバー限定の非公開Facebook グループページへの参加
4.ファーマーズマーケットの運営メンバーによる、メンバー間(シェフ、農家さん、サポーターさん、中庭イベントオーガナイザー等)の紹介、共同事業等の企画の手伝い、ラウンジ内でのイベントの共同立案等に参加

◎『Farmer’s Market Community Club』詳細・メンバー仮登録はこちら
http://farmersmarkets.jp/community_club/
(*メンバーにご登録いただいた方には、イベント情報、スタッフやシェフと巡る畑ツアー情報などをお送りさせていただきます。)
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